COLUMN健康コラム
一覧へ戻る50代からのがん予防ライフスタイル。
30〜40代は家族や仕事の関係でライフスタイルや周りの環境が目まぐるしく変わった、という方も多いでしょう。
それが50代になると、今度は自身の「体調」が変わる時期になります。例えばホルモンバランスの変化が起こったり、検診でひっかかったりと「健康」について考えることが多くなっていきます。
前回のコラムでお伝えしたように、50代の免疫機能は20代の半分以下になります。
将来、体に大きな「つけ」を回さないためにも、50代は「無理をしない」「体にやさしい生活」に意識を傾け、がんの予防についても考えてみませんか?
世の中には「これががん予防に効く」などといったうたい文句が溢れています。ですが安直に飛びつかず、振り回されないように見極める力もつけておきたいところです。
管理栄養士の立場から「がん予防につながる」という観点で実践していただきたいことは2つ。
「野菜の摂取量」「塩分の摂取量」の適正量を守る、ということです。
野菜と果物を食卓にもう1品プラス。「1日プラス70gの野菜を」
健康のためには、1日あたり野菜を350gとることが目標とされています(厚生労働省『健康日本21』より)。ただ、現在の日本人は1日平均280gの野菜をとっているとされ、1日にあと70gの野菜を食べることを意識したほうがよいとされています(厚生労働省『Smart Life Projekct』より)。
「70gの野菜」と言われてもピンとこないと思いますので、目安をお教えしましょう。
・ほうれん草のおひたし…約50g
・ランチなどについてくるサラダ…約80g
・かぼちゃの煮つけ小鉢…約100g
小鉢1つが大体70gと考え、毎日小鉢をあと1つ増やすことを意識してみましょう。
赤、緑、黄色、白、黒など1日でいろいろな色の野菜を食べることを意識すると、緑黄色野菜もとれて自然と栄養バランスも整いますよ。
塩分控えめの生活を。薄味を意識しましょう
食塩の摂取目標は1日あたり男性は8.0g未満、女性は7.0g未満。
また、高塩分食品(塩辛や練り製品)などは週1回未満に控えるのが望ましいとされています。
ところが現在の日本人の平均塩分摂取量は男性は10.5g、女性は9.2g。
塩分を控えることは、意識しすぎても過剰ということはありません。
なぜなら塩分を控えることは胃がん予防に有効であるのみならず、高血圧を予防し、循環器疾患のリスク減少にもつながるからです(厚生労働省『日本人の食事摂取基準2015年版』より)。
ここでポイントになるのが「料理を作るときの塩に気を付ける」だけではないことです。
外食やコンビニ、スーパーで買う加工商品やお惣菜は、大抵塩分を多く含んでいます。普段外で食べているものにどれだけの塩分が含まれているのか知っておくことも大切です。
自分の体を知ろう
食生活で注意すべき点をおさえたら、あとは「病気に効く」などのフレーズばかりを追いかけずに、まずは自分の体を見つめましょう。
「前日の疲れがとれないのはなぜか」「風邪ばかりひいている原因は何が考えられるだろう」と、自分の体に向き合う習慣をぜひ身につけてください。
また自分自身との対話とは別に、検診等での数値もチェックするようにしましょう。
検診の相談場所には管理栄養士が在中していることも多いので、数値がひっかからなくても、一度相談してみてください。今後の食生活を見直すきっかけになることもありますよ。

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渥美 真由美資格:管理栄養士 フードコーディネーター 健康運動指導士 ・企業従業員向け、地域向け健康プランのプランニング・セミナー講師を担当。 ・免疫高まる和タリアン料理教室・親子料理教室・高齢者向け料理教室等も得意分野。 ・TV、雑誌、WEBにて出演、出版、企業へのレシピ提供なども行う。 長寿食と言われる和食と地中海料理の良いところを取り入れた究極の長寿食「和タリアン料理」をベースに提案する料理は、簡単、おいしく料理下手でも上手に見える、栄養もバランスよくとれる料理。 2児の母。 公式HP http://atsumin.com/ ブログ:たべものdeからだsmile^^ http://ameblo.jp/atsuminn/


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