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2016.10.13健康術

移動中の大敵「乗り物酔い」をやっつけろ!

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前回に引き続き、出張や旅行での「健康トラブル」対策についてお話させていただきます。


飛び回るビジネスパーソンの大敵「乗り物酔い」

多くのビジネスパーソンが、出張や旅行で長距離移動をされていると思います。

中には、長距離移動は苦でないという方もいるかもしれませんが、私は新幹線や飛行機に乗るたびに、「どこでもドアがあったらいいのに・・・」とドラ◯もんのひみつ道具に思いを馳せます。

ただでさえ辛い移動中に、吐き気やめまいをおこしたら、まさに、泣きっ面に蜂です。


今回は、ビジネスパーソンの大敵「乗り物酔い」を防ぐ方法についてお話します。


車や飛行機だけじゃない!?  

乗り物酔いをする意外なもの 乗り物酔いときいて、まず浮かぶのが“車”です。

私も子どもの頃、よく車酔いをしていました。祖父の家が自宅から車で5時間以上かかる道のりで、途中で車を停めてもらいました。

ちなみに、一般的には、乗り物酔いは12歳前後で多く、年齢を重ねるにつれてなりにくくなります。

乗用車の他にも、バスやタクシー、飛行機や船、電車でも乗り物酔いはおこります。

最近では、バーチャルリアリティーゲームによる乗り物酔いも増えています。


乗り物酔いの原因となりやすさ

乗り物酔いは、体感と視覚の情報が一致しないことが原因とされています。

耳には平衡感覚を司る「前庭神経(ぜんていしんけい)」があります。

頭の揺れや方向などを前庭神経で感じ、脳に伝えます。乗り物酔いがおこるときは、視覚では「動いていない」(車内の景色は変わらない)のに、体感(前庭神経)は「動いている」(車が動いて加速度は感じる)となり、これらの不一致のために脳が混乱して、吐き気をはじめとした一連の症状をおこします。

私は船医として働いていたことがありますが、そのとき、同僚が吐き気やめまいでものすごく気分が悪そうにしている横で、私は何事もないかのようにピンピンしていました。


このように、乗り物酔いは人によって大きく異なります。

例えば、女性や片頭痛持ちの人は乗り物酔いになりやすいことが知られています。


乗り物酔いを防ぐコツは位置と目線

ビジネスパーソンならぜひ知っておきたい乗り物酔いになりにくくする3つの方法をお伝えしましょう。

まず、乗り物の真ん中、または重心に近いところに乗ることです。

乗用車やタクシーでは、運転席や助手席、または後ろの真ん中の席。

飛行機では、翼に近い席がオススメです。

船では、船首と船尾の中央部に近く、できるだけ階下が望ましいです。

次に、遠くの景色をみることを意識するのです。とくに、山や海など動かないものを見るといいでしょう。


また、顔に風が当たると酔いにくくなるそうです。

車では窓を開けたり、船ではデッキに出たりしてみてはいかがでしょうか。

そして、乗り物酔いを予防するお薬も一手です。

症状がひどい方や、あらかじめ乗り物酔いが予想される場合には、かかりつけ医のほか、渡航外来やトラベルクリニックで相談されてみるのもいいでしょう。


移動を減らすひみつ道具はありませんが、せめて体調不良を減らして、万全の状態で出張や旅行に臨みたいですね。



AUTHOR
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岩本 修一

ハイズ株式会社 人材育成戦略部長 内科医(総合診療医) Certificate in Travel Health®(国際旅行医学会認定資格) 2008年広島大学医学部医学科卒業。内科医として内科診療や渡航外来、医学教育に従事。医療職に対してコミュニケーション学やEBM、プレゼンテーションの教育に携わる。2016年より現職。

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