COLUMN健康コラム
一覧へ戻る30代からの乳がん予防
乳がんで亡くなる女性は年々増加しており、いまや女性のうち12人に1人の割合で一生のうちにかかると言われています。
また、年代別の罹患率で見ると、30代後半から急激に増える傾向にあることがわかっています。
(参考:http://www.pinkribbonfestival.jp/about/)
20代のうちから定期的に検診を受けることはもちろんですが、日常生活の中で少しでも予防できるといいですよね。まず、乳がんの原因となり得るものをまとめます。
■遺伝
遺伝によるものは乳がん患者全体の5~10%と言われていますが、先天的に遺伝子変異を持つ場合、
発症の可能性が一般の女性の6〜12倍という研究結果が米国で発表されています。
■生活習慣
肥満とアルコールがほぼ確実に乳がん発症のリスクとなることがわかっています。
■出産・授乳経験
出産歴・授乳歴がない、初潮が早い、閉経が遅いなどもリスク要因としてあげられています。
これら考えられる原因の中で、日常生活を通じて今からできることといえば「生活習慣の改善」ではないでしょうか。
● 肥満(エネルギーの過剰摂取、運動不足)
肥満はほぼ確実に乳がん発症のリスクを高めることが研究でわかっています。
特に閉経前後にBMIが30以上になると、一般的な体型の方と比べておよそ2.5倍になるという研究結果が出ています。
(参考:http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20141007.html)
また、運動習慣もリスクに関係している可能性が高く、運動習慣が週3回以上の方はほとんどしていない人と比べて倍以上の発症率であるという報告があります。
(http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/2600.html)
● アルコール
アルコールもほぼ確実に乳がん発症のリスクになり得ることがわかっています。
飲酒習慣がある人は飲んだことがない人の1.75倍の罹患率であり、少量のアルコールでも影響するという研究結果も報告されています。
(http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/373.html)
上記内容から、普段の生活でできることは
「肥満を解消し、運動習慣を身につけること」「アルコールは控えめに」ということになります。
とはいえ、子育て真っ只中の女性に運動習慣を身につけてくださいというのは難しいことでしょう。
「運動しよう! 」と意気込むのではなく、できるだけ階段を使う、家の中を隅々まで掃除する、などというちょっとしたことでも運動代わりになるでしょう。
食事に関しては、いわゆる「バランスの良い食事」を心がけ、お酒はほどほどに。
もちろん一切飲まなければ飲まないだけリスクは下がると考えられますが、気にしすぎるとストレスの元にもなります。
今からできることを習慣化して、できるだけがんにかかりにくい生活を身につけていきたいですね。

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北嶋 佳奈資格:管理栄養士、フードコーディネーター 大学で管理栄養士の勉強をする傍ら、フードコーディネーターの専門学校を卒業。大学卒業後、飲食店キッチンスタッフ、フードコーディネーターアシスタントなどを経験。 レシピ本出版、各媒体にて美容・ダイエット系レシピ提案、栄養・健康系コラムの執筆やイベント出演、飲食店メニュー提案などで活動中。 『こころも体もよろこぶごはん』をテーマに、家にあるもので手軽に作れる簡単レシピをブログでも公開中。 2010年3月:昭和女子大学生活科学部生活科学科管理栄養士専攻卒業。 2010年3月:祐成陽子クッキングアートセミナー フードコーディネーターコース修了。 在学中より飲食店キッチンスタッフを、大学卒業後フードコーディネーターのアシスタントを経験。 ブログ:HALEAINA http://ameblo.jp/kanagohan15/


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