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2025.03.03コラム

自分に合う菌を見つけよう

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「腸活ダイエット」とは

「腸活ダイエット」という言葉を耳にしたことはありませんか?
「腸活ダイエット」とは、腸内環境を整えて、痩せる菌といわれている善玉菌を増やすことです。
そもそも、腸内には大きく分けて3種類の菌が存在しております。
善玉菌は、おなかの調子をよくすることでおなじみのあるビフィズス菌や乳酸菌が代表的な菌として挙げられます。
日和見菌とは、自分の意志がなく、強い方の味方をする菌で、悪玉菌が優位の時は悪玉菌と一緒に悪さをします。
そのため、善玉菌を増やしていただくことが大切です。



善玉菌を増やすには

善玉菌を増やすには発酵食品が良いと言われています。
そもそも発酵食品にはどのような菌があるかご存知ですか?
発酵食品には、乳酸菌をはじめ、腐敗物質の増加を抑制する善玉菌が豊富に含まれています。善玉菌には、外から入ってくる病原体の侵入を防ぐ免疫細胞を活性化させる働きもあるため、発酵食品を積極的にとることは、腸内環境を整えながら免疫力を高めて病気を予防する効果が期待できます。
今回は3つの菌についてご紹介します。


●乳酸菌
多く含まれている食材:納豆、チーズ、漬物、ヨーグルト
乳酸菌とは、炭水化物などの糖を消費して乳酸をつくる細菌の総称で、便秘や肌荒れの原因となる悪玉菌を抑制する効果があり、腸の免疫力アップにも効果があると言われています。さらに最近の研究によって、免疫機能の向上や、中性脂肪・血中コレステロール値の低下といったはたらきも知られています。


●麹菌
多く含まれている食材:甘酒、しょう油、みりん等の調味料
必須アミノ酸とビタミンB群を豊富に含み、血行促進や代謝アップが期待できます。特に麹菌の吸収率が高い食品は、「飲む点滴」とも呼ばれる甘酒ですが、砂糖が多く入っているものもあるので、成分表示をよく見てくださいね。
しょう油やみりん等の調味料も糖分や塩分を多く含んでいるものもあるので使い過ぎにはご注意ください。


●酢酸菌
多く含まれている食材:酢
クエン酸を豊富に含み、腸内のバランスを整え、便秘解消や食欲増進、血液をサラサラにする効果が期待されています。
また、酢には血圧、血糖値を下げる効果があると近年の研究で発表されています。
1日大さじ1杯程度摂っていただくと効果があると言われています。
詳しく知りたい方は、前回のコラム【「す」ごいお酢の効果】をご確認ください。


そして善玉菌は、人によってもともと腸内にいる菌が異なります。
自分に合わない菌を摂り続けても効果は期待できません。
そのため、自分に合う菌・合わない菌を見つけることが大切です。
例えば、同じヨーグルトを2週間程度召し上がってみて、おなかの調子が良くなった、便秘が改善された、等効果が見られた場合はそのヨーグルトに含まれている菌は相性が合う菌になります。逆に効果が感じられない場合は相性が合わない菌になります。
ぜひご自身に合う菌を探してみてください。


AUTHOR
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小野 実桜

avivo株式会社 事業推進部 ヘルスケア事業グループ
管理栄養士

≪資格≫
管理栄養士/栄養士
睡眠栄養アドバイザー

管理栄養士国家資格取得後、フィットネスクラブにて栄養指導、特定保健指導、健康セミナー・イベント企画運営業務に携わる。現在はavivo株式会社にて、皆さまの気持ちに寄り添い、無理なく楽しみながら取り組めるような健康づくりの“キッカケ”を作れるよう、サポートに従事している。

≪Message≫
お仕事をするのも、好きなことをするのも“健康”が一番ですよね。日々の日常生活の中で少しだけ!
一緒に続けられることを見つけてみませんか?
皆さまの身体の不調を改善し、健康づくりのキッカケを一緒に考えていきましょう!

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