COLUMN健康コラム
一覧へ戻る「砂糖」について正しく知る
砂糖は食事の中で必要なものですが、摂り過ぎるとからだの中で様々な影響があります。普段取り入れる中で、気を付けることを確認していきましょう。
砂糖の良いところ
脳は唯一糖質(ブドウ糖)をエネルギーとして使います。脳の重さは人間の体重の2%ですが、脳は身体全体のエネルギーの15〜20%も使います。また、お腹が空いている時に砂糖を摂ると、吸収が早いので、すぐ脳が働き、疲労回復を促し、脳の神経物質に働きリラックスさせる効果もあります。
また、砂糖には親水性があり、調理では肉を柔らかくしたり、ホイップクリームの泡立ちを安定させたり、食品を砂糖漬けなどにすると長持ちさせる効果もあります。
砂糖と摂り過ぎると
砂糖は身体にとって必要なものですが、摂り週ぎた糖は肝臓で脂肪に変化し蓄積されます。また、 スイーツにもたくさんの砂糖が入っています。毎日の砂糖の摂り過ぎが肥満や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病につながるのです。摂取量には注意が必要で、世界保健機関(WHO)は1日あたりの砂糖の摂取量を25g(ティースプーン6杯)以下と呼びかけています。
特に、市販の清涼飲料水には砂糖が大量に含まれ、液体は吸収が良いため、飲み過ぎないよう注意が必要です。
しかし、時々のスイーツも心の栄養補給になるので、毎日ではなく時々のお楽しみにする、半分に分けて食べるなど、上手に取り入れていきましょう。
カロリー表記に注意
「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」と表記されていても、全くゼロということではありません。表記に注意し、上手に取り入れていきましょう。
「カロリーゼロ」:食品100gあたり5kcal以下(一般に飲用の液体では 100mlあたり5kcal以下)、「カロリーオフ」:食品100gあたり40kcal以下(一般に飲用の液体では100mlあたり20kcal以下)と定められています。
糖質の場合、「糖質ゼロ」:食品100gあたり0.5g以下(一般に飲用の 液体では100mlあたり0.5g以下)、「糖質オフ」:食品100gあたり5g以下 (一般に飲用の液体では100mlあたり2.5g以下)と定められています。