COLUMN健康コラム
一覧へ戻る隠れ塩分に注意!塩分が多い食品はこれだ!
塩分の摂り過ぎは様々な病気の引き金となりますが、なかなか摂り過ぎの自覚が出来ないものです。塩分の多い食品を確認し、食事を振り返ってみましょう。
食べる順番を意識する良いこと
厚生労働省では、食塩摂取量の目標量を1日当たり男性7.5g、女性6.5g未満と推奨しています。しかし、自分では摂り過ぎているかわかりにくいものです。塩分が多くなりやすい食習慣をチェックしてみましょう。
● 塩分が多くなりやすい食習慣 ●
□麺類の頻度が多く汁を飲み干す
□ハム、ソーセージ、練り製品、レトルト等加工食品の使用頻度が高い
□味噌汁を毎食飲む
□漬物をよく食べる
□醤油・ソースなどの調味料を追加してかける
□外食・コンビニ食などの利用頻度が高い
□飲酒頻度が多くつまみも良く食べる
上記のチェックが多いほど要注意です。麺類の汁を全て飲み干したり、味噌汁を3食全ての食事でとっていると、1日の目標塩分量をあっという間に超えてしまいます。また、加工食品やコンビニ、外食も保存性を高めたり美味しくするために塩分量が多く含まれます。「麺の汁を半分残す」「味噌汁をお茶に変える」「漬物を控える」「かけ醤油を控える」など一つずつ出来ることから気を付けることが減塩につながります。
● いつも薄味だから大丈夫と思っていても ●
「高血圧」「肥満気味」「喉がよく乾く」という人はとり過ぎている可能性があります。また、薄味の食事を心掛けていても、量が多いととる塩分量は増加するので、注意が必要です。
血圧が高くなければ減塩は不要?
人体には生命維持の為に血中の塩分濃度を一定に保とうとする仕組みがあります。塩分が入ってくると、水を呼び込み薄めようとするので血液量が増え、血圧が上がりやすくなるのです。
また日本人の7割が該当すると言われている「食塩感受性」のある方は、食塩を多くとることにより、増えた血液が戻りにくく、高血圧につながります。しかし、 食塩感受性の無い人でも減塩をしなくても良いわけではありません。高血圧以外にも、心不全や腎不全、胃がん、骨粗鬆症のリスクを高めるという報告もあります。血圧に問題なくても油断は禁物です。健康維持の為にも気を付けていきましょう。