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2025.10.01コラム

しょうがの効果

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免疫力を高めようといわれている今日この頃ですが、体温が1℃低下すると、細菌やウイルスと戦う免疫力が30%低下するといわれているのをご存知ですか? そのため、風邪を予防するためには、体を温めて血液循環をよくすることで免疫力を高めることが大切です。

そこで、今回は体をぽかぽか温める生姜についてお話させていただきます。


一般的に生姜の効能としてよく知られているのが、“身体を温める”というもの。
実は、生姜は生のときと加熱をしたときでは成分が変わることをご存知ですか?
生姜の主成分である「ジンゲロール」は、加熱をしたり乾燥させたりすると「ジンゲロン」と「ショウガオール」いう成分に変わり、異なる効果を発揮してくれます。
この生の生姜の主成分である「ジンゲロール」には、血管を拡張する働きがあり、血圧を下げる効果があるので血圧が気になる方は生の生姜を食べることをおすすめします。
さらに解熱効果があるため身体の深部を冷やす効能もあるため、風邪予防にも効果的です。
ジンゲロールには、強い殺菌作用もあるため、お寿司と一緒に食べるガリは食中毒の予防にもなります。


【生の生姜のおすすめ料理】
・生姜の甘酢漬け
・薬味として食べる
※生姜をすりおろして、食べる直前に料理や飲み物へ
温めすぎてしまうと効果が半減してしまうので、直前に入れることがポイント


加熱や乾燥させたりすると変わる成分の「ジンゲロン」は、生姜の香りの素となる成分で、脂肪燃焼促進作用があるため、脂肪を落としたい方は加熱や乾燥した生姜を食べることをおすすめします。また、内臓機能を活発化し、免疫力を高める働きもあるので生姜=免疫力UPの食材とも言われております。


もう一つの成分である「ショウガオール」は、胃腸を内側から刺激して血流を高め、体の深部の熱を作りだし、体を温める効果があるため、体温が低い冷え性の方も加熱や乾燥した生姜を食べることをおすすめします。消化吸収を助ける働きもあるため、脂身が多いお肉などを食べるときや、胃がもたれやすい方も加熱や乾燥した生姜を食べることをおすすめします。
【加熱や乾燥した生姜のおすすめ料理】
・豚肉の生姜焼き
・肉そぼろ
・スープ等


ちなみに、チューブの生姜だと効果がないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、チューブでも効果はあります。
ただし、生の生姜に比べると添加物等が含まれている関係もあり、効果は劣ってしまいます。風邪予防や身体を温める作用を求めるのであれば、生の生姜を使うほうがより効果を実感できると思いますので、ご用意できる場合は、チューブより生の生姜をご活用ください。


AUTHOR
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小野 実桜

avivo株式会社 事業推進部 ヘルスケア事業グループ
管理栄養士

≪資格≫
管理栄養士/栄養士
睡眠栄養アドバイザー

管理栄養士国家資格取得後、フィットネスクラブにて栄養指導、特定保健指導、健康セミナー・イベント企画運営業務に携わる。現在はavivo株式会社にて、皆さまの気持ちに寄り添い、無理なく楽しみながら取り組めるような健康づくりの“キッカケ”を作れるよう、サポートに従事している。

≪Message≫
お仕事をするのも、好きなことをするのも“健康”が一番ですよね。日々の日常生活の中で少しだけ!
一緒に続けられることを見つけてみませんか?
皆さまの身体の不調を改善し、健康づくりのキッカケを一緒に考えていきましょう!

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