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2016.03.10健康術

失敗できないプレゼンを攻略する呼吸法

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ビジネスパーソンの勝負所として、幹部クラスの前でのプレゼンや取引先での大型案件での交渉など、失敗できないシーンがあるかと思います。

今回はそういった失敗できない緊迫した場面で緊張を制し、ハイパフォーマンスを出しやすい状態にもっていくための技術をご紹介します。

筆者も愛用している簡便な方法です。


キーワードは「適度な緊張感」

勝負所でハイパフォーマンスを出すために必要な心理状態とはどのようなものでしょうか。

ペンタゴン(アメリカ国防総省)のメンタルトレーニングを監修するカイゾン・コーチ氏は「緊張と弛緩の中間に心を置くこと」が重要と説きます。つまり適度な緊張感を持つことが、何か結果を出さなければならないような場面において非常に重要なのです。


では、適度な緊張感とは何によってもたらすことができるのでしょうか。

その答えは「呼吸」と「心拍数」にあります。今日紹介するのは「タクティカル・ブリージング(戦術的呼吸)」という呼吸法です。


一撃必殺のスナイパーの呼吸法

ペンタゴンには「呼吸を制する者は、人生を制す」という格言があり、パフォーマンスを向上させるための様々な呼吸法が開発されています。例えば海軍の特殊部隊「ネイビーシールズ」は、空中から飛び降りパラシュートを操る際の呼吸、低酸素状態で激しい戦闘を強いられた際に行う呼吸などそれぞれの状況に応じた複数の呼吸法を使い分けています。


今回の「タクティカル・ブリージング」はその名の通り、もともとスナイパー(狙撃手)の戦術として狙撃の成功率を上げるために生まれた呼吸法です。アメリカの警察官や消防士などにも幅広く応用されているもので、この呼吸法を行うことで、心拍数がハイパフォーマンスを発揮するのに最もふさわしい値である115~145/分に調整され、「緊張と弛緩の中間」である理想的な状態に心を置くことができます。

手法は以下のとおりです。


1. まず息を吸って、吐く息で肺内のすべての空気を吐き出します。(クレンジングブレス)

2. 姿勢を正し、4カウント数えながら鼻から息を吸います。

3. 吸いきったところで息をとめ、4カウント数えます。

4. 4秒を数えながら今度は口から息を吐ききります。

5. 吐ききったところでまた止めて、4カウント数えます。

6. 2-5までを数回繰り返します。


絶対に外せないプレゼンの前で緊張してしまったら、ぜひこの呼吸法を用いてみてください。

そして、スナイパーのような一撃必殺の集中力で高いパフォーマンスを発揮し、ビジネスを成功に導いて下さい。 



AUTHOR
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鈴木 裕介

ハイズ株式会社 事業戦略部長 日本内科学会認定内科医 2008年高知大学医学部卒業。一般内科診療やへき地医療に携わる傍ら、高知県庁内の地域医療支援機構にて広報や医師リクルート戦略、 医療者のメンタルヘルス支援などに従事。2015年より現職。

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