COLLEGE健康カレッジ
一覧へ戻る20代の「忙しくてもできる」子宮がん防止の食生活
子宮がんには、がんができる場所によって「子宮頸がん」「子宮体がん(子宮内膜がん)」の2つにわかれています。
同じ子宮がんでもそれぞれなりやすい年代や原因、症状などが異なります。
一般的に20〜40代に多いのが「子宮頸がん」、閉経後の50代以降に多いのが「子宮体がん」です。
(参考:http://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/uterine_cancer.html)
検診を受けることで早期発見をすることはもちろんとても大切なことですが、まずはがんにならないような体作りができると良いですよね。
食事内容だけが全てではありませんが、できるだけ自分の体を大切にした食生活を身につけていきましょう。
特に20代から注意していきたいのは「子宮頸がん」です。
まず、子宮頸がんになる原因となるのが性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)感染です。
性交渉経験のある女性のほとんどはHPVに感染するとされています。
ただし、多くの女性は自身の免疫力によってウイルスを排除することができます。
排除できずに長年感染が続くことで、徐々に子宮頸がんが発症していきます。
子宮頸がんが他のがんと異なる点は、「原因がはっきりしている」ということ。
原因がはっきりしているということは、予防が可能ということです。
その原因というのがウイルス感染後、免疫力の低さによってウイルスを排除できなかったということ、つまり、「免疫力を高めること」が子宮頸がん予防につながると言えます。
ヒトの免疫細胞の60%は腸管に存在しています。腸内環境を整えることは、免疫力強化にもつながると考えられます。
腸内環境を整えるために摂りたい栄養素はいくつかありますが、中でも重要なのは「菌」「食物繊維」です。
「菌」というのは乳酸菌や納豆菌などを含む発酵食品です。
腸内にはおよそ100兆個もの腸内細菌が存在し、大きくわけて善玉菌、日和見菌、悪玉菌と呼ばれる3種類が存在しています。
善玉菌の働きをよくすることで腸内環境を向上することができます。
そのために摂りたいのが発酵食品です。
具体的には、納豆、ぬか漬け、味噌、キムチ、チーズ、ヨーグルトなど。
また「食物繊維」も腸内環境向上に役立ちます。
食物繊維には水溶性と不溶性があり、どちらも便秘の予防や解消に働きます。
また、水溶性食物繊維は善玉菌のエサになります。
野菜や果物、海藻類、きのこ、豆類などを積極的に摂りましょう。
そして、免疫力を高めるために重要と言われているのが体温。
体温が1度下がると免疫力が30%下がると言われています。
冷えやすい女性は意識して体温を高める食事を摂ると良いでしょう。
摂りたい栄養素としてはタンパク質と鉄分。 筋力不足によって低体温になる女性は多いです。
筋肉のもととなるタンパク質をしっかり摂りましょう。
また、タンパク質は食事誘導性熱産生が炭水化物や脂肪と比べて高く、体を温めやすい特徴もあります。
肉や魚、卵、大豆製品など様々な食材から摂るようにしましょう。
そして、貧血になりやすい人は鉄分も意識して摂りましょう。
鉄は血液中で酸素を運ぶ大切な役割があります。
肉類、貝類、カツオ、ひじきなど。 その他のビタミンやミネラルも、低体温予防には大切です。
免疫力を高めるには、バランスの摂れた食事としっかり睡眠をとってストレスを溜めないことも重要です。
忙しい毎日でも、意識をするのとしないのでは大きな違いが出るので、まずはできることろから。
普段食べるものの偏りがある方は、できるだけいろんなものを食べるようにするだけで、摂れる栄養素が増えるでしょう。

-
北嶋 佳奈資格:管理栄養士、フードコーディネーター 大学で管理栄養士の勉強をする傍ら、フードコーディネーターの専門学校を卒業。大学卒業後、飲食店キッチンスタッフ、フードコーディネーターアシスタントなどを経験。 レシピ本出版、各媒体にて美容・ダイエット系レシピ提案、栄養・健康系コラムの執筆やイベント出演、飲食店メニュー提案などで活動中。 『こころも体もよろこぶごはん』をテーマに、家にあるもので手軽に作れる簡単レシピをブログでも公開中。 2010年3月:昭和女子大学生活科学部生活科学科管理栄養士専攻卒業。 2010年3月:祐成陽子クッキングアートセミナー フードコーディネーターコース修了。 在学中より飲食店キッチンスタッフを、大学卒業後フードコーディネーターのアシスタントを経験。 ブログ:HALEAINA http://ameblo.jp/kanagohan15/


コンビニ・レストラン・居酒屋