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一覧へ戻る人間関係を円滑にするしぐさ
あなたは自分自身のしぐさのクセを把握できているでしょうか。無意識的にとっている行動が他者との関係性に影響を与えているかもしれません。
いま一度自身のしぐさを見直してより円滑なコミュニケーションを取れるようにしていきましょう。
■ 不安行動を控える
自己親密行動といって、手で身体や髪の毛を触る行動は緊張を和らげようとするときに表れます。この行動が頻繁にある場合は不安が高い人のようにうつり、感情感染効果により相手にも不安な気持ちが伝染してしまいます。信頼関係を構築していくためにはできる範囲で自己親密行動を減らす努力が必要です。緊張を和らげる別の方法を探しましょう。口角を上げたり深い呼吸を心がけることがオススメですよ。
■ 視線
目が合わないと途端に印象が悪くなります。
しかしずっと目を見つめてしまうとややきつい印象になりかねないので、両目と鼻を結んだ三角ゾーンをなんとなく見ながら話すと良いでしょう。また、実は目をそらすことも相手をリラックスさせるためには大切です。左右にそらすのではなく上下にそらすことがポイントです。話しはじめや話しの終わり、最も伝えたい言葉のタイミングなどに目が合っていれば印象は下がりませんのでずっと「目を見なくては」とプレッシャーに感じることはありませんよ。
■ つま先の方向
実は人の心は足元に出やすいと言われています。
人は興味のある人やものの方向に無意識的につま先を向けるのです。人が話しているときはつま先から相手の方向に向ける姿勢を意識しましょう。そうすることで相手は感覚的に自分の話しに興味を持ってもらっていると感じ心を開きやすくなります。
■ 手からリラックス
緊張をしているときや不安が高まっているとき、警戒心が強まっているときには手に力が入ります。手を固く握って手の平が見えない状態は、相手からしたら拒否の姿勢に感じてしまうリスクがあります。手の力を抜いて軽く握る程度にとどめ、ジェスチャーなどのタイミングで手の平を相手に見せてみるのが良いですね。
■ プラスのリアクション
なにかを提案されたときや声をかけられたときにはできる限りプラスの気持ちを表現するようこころがけましょう。新しいことや急な出来事にたいしては多かれ少なかれ不安な気持ちがともなうものです。そしてその不安は表情やしぐさに表れ相手に伝わります。意識的に口角を上げてポジティブな言葉を口にすることが大切です。そうすることで不安な気持ちが和らぐ効果もあります。緊張しやすい人は行動や話し方を意識してややゆっくりめにしてみましょう。落ち着いた印象を与えることができますよ。