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2017.11.09健康術

マインドフルネス入門

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今、ビジネスパーソンの間でにわかに話題になっている「マインドフルネス」をご存知でしょうか。

一言で言うと、「今ここに心を集中することによって、未来への不安や過去への後悔からくる不快感情を払い幸せを感じる技法」のことで、ストレスや痛みを軽減したり、脳の機能を活性化し生産性を向上することができるものです。

グーグル社がこのマインドフルネスを基礎に開発した能力向上プログラムが、チームワークや創造性の向上をもたらしたことで世界的に脚光を浴びるようになってきました。


マインドフルネスには色々な型がありますが、もっともポピュラーなのは「瞑想」でしょう。瞑想というと難しそうですが、基本的には短時間の単純なプロセスです。
これが終わった後に仕事をすると、頭がとてもスッキリした状態になっているので、能率が大幅にアップします。
呼吸に集中するやり方、歩きながら行うやり方などいくつか定形がありますが、今日は「食べる瞑想」と言われる「マインドフル・イーティング」をご紹介します。

ただ食べるのではなく、「マインドフル」な状態(意識を集中すること)で食べることで、集中力の増加やダイエットにも効果がある、と言われています。
与えられたものを、これが生涯最後の食事だ、という気持ちで、時間をかけて食べることに集中する方法です。素材はレーズンが使われることが多いようです。手順は以下のとおりです。

1. 食べずに味わう:
まずは、表面を眺めて色味や、しわや光沢といった質感を確かめます。そして、指で触れた感覚を確かめます。鼻に近づけ、香りもじっくりと味わいます。これを数分続けます。

2. 自分に起こった変化を味わう:
色や香りを感じたことで、自分の体内で起こった変化をみます。細かい感覚をもって感じると、唾液が分泌されたり、「おいしそう」という感覚が湧いたり、様々な変化が起こりますのでこれもゆっくり味わいます。


3. 口に入れる:
食物を口に入れて、目を閉じます。すぐには噛まず、舌先に神経を集中させ、触覚や味覚を楽しみます。唾液の分泌を感じながら、ゆっくりと咀嚼し、繊維を断ち切る感覚、ドロドロになっていく食感の変化などを感じます。


4. 飲み込む:
少しずつ飲み込んでいきます。食物が喉の奥を通って、食道へと移動していく感覚を感じます。ここまでのステップを、10分ほどかけて行います。

マインドフルネスはもともと仏教の瞑想から端を発しています。
グーグル社のプログラム化により宗教色が薄まったことで、より万人に受け入れられやすいものになり、それが「逆輸入」された形でいま日本のビジネスシーンで広まっています。

ぜひ試していただき、集中力が上がっているのを実感してみてください。


AUTHOR
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鈴木 裕介

ハイズ株式会社 事業戦略部長
日本内科学会認定内科医
2008年高知大学医学部卒業。一般内科診療やへき地医療に携わる傍ら、高知県庁内の地域医療支援機構にて広報や医師リクルート戦略、 医療者のメンタルヘルス支援などに従事。2015年より現職。

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