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2015.04.15健康術

歓迎会シーズン突入!正しいお酒の付き合い方

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春は飲み会が多くなるシーズンです。新人歓迎会や送別会、昇進お祝いや入学お祝いなど盛りだくさんです。ただ、楽しいお酒も飲み方を間違えると翌日の仕事に大きく響きます。二日酔いや悪酔いを避けるためにも、スマートな飲み方をマスターして翌日のパフォーマンスを維持しましょう。

お酒はどのように吸収される?

まずは、アルコールが体内に入ったらどのように吸収されるかをみてみましょう。例えば、歓迎会で乾杯の発声でビールをコップ一杯飲んだとしましょう。ビールに含まれるアルコール分は、原則的に口腔から直腸まですべての消化管から吸収されます。吸収速度は小腸が最も速く、次いで胃、大腸の順となっています。

仕事帰りに急いで駆け付けたため、胃の中が空っぽでの乾杯としますと、アルコールのかなりの部分は1時間以内に吸収されます。胃の中に何か食べ物があるとアルコールが腸に流れていくスピードは若干遅くなります。しかし、空腹の場合はアルコールがすぐに腸へ流れていき、肝臓のアルコール処理能力が追いつかず、アルコールの血中濃度が高くなります。「空腹だと酔いが早く回る」のはこのせいなのですね。

また、酔いが急激に回る「イッキ飲み」はとても危険です。イッキ飲みに代表されるように、急激かつ大量にお酒を飲むと血中アルコール濃度は急速に高まります。「これ以上アルコールを飲むと危ない」というシグナルを脳が出せないまま、脳が麻痺してしまうのです。最悪の場合は昏睡状態や死に至る危険もあり得ます。

さらに、イッキ飲みをしてから、実際に酔いのピークを感じるまでには時間差がありますので、イッキ飲みをした後もまだ平気だと思って飲み続けてしまうのです。宴席などでイッキ飲みをすること、させるような雰囲気を作ることは、絶対にやめましょう。

二日酔いにならないために

では、翌日にも酔いが残らずに気持ち良く酔うにはどうしたら良いでしょうか?まずは、飲んだアルコールと同量かそれ以上の水を飲むように心がけましょう。アルコールは肝臓で分解されます。その分解の過程で大量の水が必要となります。その肝臓での分解をスムーズにするためにも体内に十分な水分を摂り込んで下さい。

水で割って飲むことができるお酒、例えば、焼酎やウイスキーは水で割る飲み方がお薦めです。さらに、ワインや水で割れないお酒を飲む際も、チェイサーを同時に頼むようにしましょう。

そして、飲んだ後は、寝る前に水を大量に摂ることも効果的です。アルコールには利尿作用があり、飲酒により飲んだ水分以上の水分が尿により失われます。その結果、脱水、頭痛、疲労、倦怠感などの二日酔いの症状をより強く引き起こすのです。スポーツドリンクは体内への吸収をよりスムーズにしてくれるので水分補給としてはおすすめです。

また、「迎え酒は効果がありますか?」とよく聞かれます。これは、NOです。迎え酒とは二日酔いになったときにさらにお酒を飲むことです。これは更なるアルコール摂取により二日酔いが多少楽になったような感じがするのですが、これは血中アルコール濃度を高めることで感覚を麻痺させているに過ぎません。体にはさらに負担がかかってしまいますし、アルコール依存症への入り口になります。

この春は、お酒の正しい飲み方と付き合い方をマスターして、気持ち良く翌日の仕事に取り掛かれるようにしましょう。
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裵 英洙 (はい えいしゅ)

外科医、病理専門医として勤務医時代を過ごした後、慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネス・スクール)で医療経営・ヘルスケアビジネスを学ぶ。在学中に、医療コンサルティング会社を設立。現在も臨床業務をこなしながら、医療機関経営コンサルティング・ヘルスケア企業アドバイザリー・ヘルスケア系ベンチャー支援業務などを行っている。『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』(ダイヤモンド社)など著書多数。

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