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一覧へ戻る災害時の心得と備蓄について

災害はいつなんどき起こるかわかりません。その為には長く継続出来る備蓄の対策「ローリングストック」を覚えておきましょう。
ローリングストックとは
特別な災害用の非常食を常備する事も良いですが、負担やコストがかかります。負担をかけないように、普段使用出来る食材や加工品を少し多めに購入し、使ったら買い足しをして一定量を備蓄していくことを「ローリングストック」と言います。日常生活で負担の無いように備蓄をしていきましょう。
●● ローリングストックのポイント ●●
・古いものから使っていく
食料の賞味期限が切れないように、新しいものを右に配置して左から使っていくなど備蓄方法を決めていくと良いです。
・使った分は必ず補充する
備蓄しているものは普段食べても構いませんが、消費した分を補充し、一定量備蓄するようにしていきましょう。
お勧めの備蓄食品
・レトルト食品
カレー、牛丼、親子丼、お粥など。温めるだけで食べられます。
・インスタント食品
ラーメン、スープなど。お湯を注ぐだけで食べられますが、洗い物が出ないようにカップに入っているものを選びましょう。
・缶詰
サバ、ツナ、イワシ、焼き鳥など。手軽にたんぱく質がとれます。
・乾物
高野豆腐、しいたけ、ワカメ、切り干し大根。不足しがちな食物繊維がとれます。
・無洗米
水が不足している時には節水になります。
・過去の災害で温かいものが食べたかったと仰る方が多いです。災害時にはガスや電気が止まることが想定される為、カセットコンロを備蓄しておくと食材を温めることが出来安心です。
・これまで、備蓄は3日分あれば十分と言われていましたが、非常に広い地域に甚大な被害が及ぶ可能性のある南海トラフ巨大地震では、「1週間以上」の備蓄が望ましいとの指摘もあります。
1週間分の備蓄というと、大量の備蓄が必要と感じるかと思いますが、冷蔵庫や冷凍庫の食材も買い置きしておけば、始めの3日間程度は冷蔵庫の食材でしのげ、後半はローリングストックをした食料を取り入れることで少ない負担で1週間分程度賄えます。
※食料以外にもローリングストックを
食料以外にもウエットティッシュ、乾電池、カイロ、カセットボンベなど、日常的につかう生活用品も同じようにローリングストックをしておくと安心です。