COLUMN健康コラム
一覧へ戻る夏バテとはさようなら!熱中症対策
熱中症は症状が出る前からの対策が肝心です。対策を整えてこの夏を乗り切りましょう。
熱中症を引き起こす要因
●環境●
・気温、湿度が高い
・風が弱い
・日差しが強い
・締め切った室内やエアコンの無い部屋
・急に暑くなった日
●からだ●
・高齢者や乳児、肥満
・糖尿病や精神疾患などの持病
・低栄養状態
・下痢やインフルエンザなどの脱水状態
・二日酔いや寝不足などの体調不良
●行動●
・激しい運動や慣れない運動時
・長時間の屋外作業
・水分補給が出来ない状況
人間の体は暑い環境で運動や作業を始めて体温調整に慣れるまで3~4日かかります。
●熱中症の症状●
・めまい ・立ちくらみ ・手足のしびれ ・筋肉のこむら返り ・気分が悪い ・頭痛 ・吐き気 ・嘔吐
⇨返事がおかしい、まっすぐ歩けない、自分で水分補給が出来ない等の症状は重度の熱中症にかかっています。すぐに医療機関に受診しましょう。
熱中症予防
●喉の渇きを感じなくてもこまめに水分、塩分、経口補水液などを補給しましょう
経口補水液とは、食塩とブドウ糖を溶かしたものをいいます。塩分・糖分を含む飲料は水分の吸収が良くなります。塩分は普段の食事を摂っていれば十分ですが、大量の汗をかく時は補給をしましょう。※但し、かかりつけ医で塩分・水分制限の指示がある場合は、指示に従いましょう。
●食事をしっかりとりましょう
「主食」「主菜」「副菜」を揃えて日頃からバランスの良い食事を3食しっかりとり、体調管理をすることで熱中症になりにくい身体作りをしていきましょう。きゅうりやナスなどの夏野菜は水分が多く、体を冷やす作用がある為、熱中症予防にお勧めです。
●衣服の工夫を
麻や綿などの生地の衣服は通気性のよいものです。下着も吸水性や速乾性にすぐれた素材が良いです。
●こまめに休憩を
暑さや日差しにさらされた環境に長時間いる場合は帽子をかぶり、こまめに休憩を取りましょう。
気が付かない場所でも熱中症が
●入浴時や寝ている時
入浴時や、寝ている時でもコップ1杯分の汗をかく為、水分不足になりやすく熱中症のリスクがあります。また、睡眠不足も熱中症になりやすいと言われています。寝る前にコップ1杯の水を飲み、エアコンや扇風機を適度に使い、睡眠環境を整えましょう。
●飲み物にも注意
アルコールやコーヒーやお茶などのカフェインを多く含む飲料は利尿作用があり、水分補給としては逆効果です。飲み過ぎに注意し、水や麦茶も一緒に取り入れましょう。
●高齢者
高齢者は暑さに対する感度が弱くなる事と、トイレが近くなるので水分補給を我慢してしまう方がいます。こまめに水分補給をするように周りの方も気にかけましょう。