COLUMN健康コラム
一覧へ戻る夏を乗り切る体作り。夏バテと熱中症対策。

夏バテとは
暑さの影響を受けて、全身のだるさ、食欲低下、疲労感など身体の起こる不調。
熱中症とは
水分や電解質(塩分などのミネラル)が喪失し、めまい、吐き気、 筋肉の痙攣など脱水が進行した時に起こる。
夏バテ防止の食事
夏バテ予防には3食規則正しく食事を摂ることが基本です。
更に冷たいものや麺などに偏らず、様々な食品を摂ることが大切です。
〈たんぱく質〉
体の血や筋肉のもとになります。
(肉・魚・卵・大豆製品)
〈クエン酸〉
主に酸昧のある食材です。食欲増進、疲労の原因となる乳酸を排出する機能があります。
(レモン、グレープフルーツ、オレンジ、梅干など)
〈ムチン〉
ネバネバ成分が胃の粘膜を保護し、弱った胃を守ってくれます。
(オクラ・山芋・モロヘイヤ等)
〈ビタミンB1〉
疲労回復のビタミンと呼ばれ、糖質の代謝を助けてくれます。
(豚肉・大豆製品 ・ うなぎ ・ 玄米 ・ カツオ等)
〈硫化アリル〉
ビタミンB1の吸収を助けてくれます。
(生姜、ねぎ、ニラ、にんにく、玉ねぎ等)
熱中症対策の水分補給
● 水だけでの水分補給は逆効果? ●
高温多湿の屋内外で30分を超える長時間の労働やスポーツなどにより大量に汗をかくと、体内の水分とともに塩分などのミネラルも失われます。そこに水分補給だけを行うと、血液中の塩分・ミネラル濃度が低くなり、かえって熱中症の発症へとつながったり、悪化させることもあります。 日常生活ではお水のみでも良いですが、大量に汗をかいた時には、水分の内容も意識しましょう。
● 水分補給のポイント●
・喉が渇いたと感じる前からこまめな水分補給を取り入れる。
・水分補給だけではなく、塩分を含む飴やタブレット、梅干しを一緒にとることがお勧めです。
・市販の経口補水液を活用したり、目安として1リットルの水に対して1~2gの食塩を加えて作る食塩水を用意するのも良いです。