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2015.11.26健康術

口臭管理はビジネスパーソンの身だしなみ

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ビジネスでは会話をする場面がたくさんあります。

面談や会議、交渉や接待、人と言葉をかわさない日はほとんどないかもしれません。

ビシッとスーツで身を固めデキるビジネスパーソンを演出して、内容が素晴らしい会話をしているのに、口のニオイ(口臭)のせいで印象が悪くなることは避けたいですね。


今回は、毎日お話をするビジネスパーソンのための「口臭」のお話です。


まず、最初に知って頂きたいのは、多かれ少なかれ誰でも生理的な口臭があるということです。

口の中というのは、食べ物の入り口です。そこは温度と湿度が高く、食事のカスなどが残っていると細菌が増えやすくなります。

口の中にいる嫌気性菌という種類の細菌が、食べ物に含まれるたんぱく質等を分解して揮発性硫黄化合物という物質を作ります。

これが口臭の主たる原因物質と言われています。口の中でこの種の細菌が増えると、ニオイを発しやすくなるのです。


生理的口臭とは

口臭には「生理的口臭」と「病的口臭」があります。

生理的口臭は誰にでもある口臭です。起床時の口臭・空腹時の口臭・ストレスや緊張時の口臭などです。唾液には抗菌作用があり口臭をある程度抑えてくれていますが、起床時や空腹時には唾液の分泌量が減るため、いつもより口臭が強く感じられます。


また、これらに加えて、タバコ、アルコール、ニンニクなどの食べ物なども口臭の原因となります。

これらは外因的口臭と呼ばれています。

基本的なことですが、生理的口臭の対策には、こまめな歯磨きとうがいが効果的です。

唾液が少なくなっている起床時に水分をとることも有効です。

空腹時の口臭は、ガムを噛んだり、こまめに水分を取って唾液の分泌を促すことである程度防げます。


病的口臭とは

病気の症状として発生する口臭を病的口臭と言います。

歯周病、むし歯、舌の汚れやなどで起こります。

また、胃腸関係の疾患、糖尿病、鼻の病気なども口臭の原因となります。


こうした病気のなかでも、もっとも口臭の原因となりやすいのは、虫歯と歯周病です。

実は慢性的な口臭の原因の9割は虫歯と歯周病といわれるほどです。

つまり口臭を気にするなら、虫歯と歯周病を防ぐためのオーラルケアが重要となります。


ビジネスパーソンは歯が命

口臭の原因が歯からくることが多いのであれば、よく会話をするビジネスパーソンには歯のメンテナンスは必須です。

歯周病とは、歯と歯茎の境目(=歯周ポケット)に歯垢(プラーク)がたまり、細菌によって歯肉が炎症を起こうことです。

増殖した細菌によるガスが発生し、口臭の原因となるのです。


しかし、歯周病の初期には、虫歯のような痛みがないため、気づかずにひどくなるまで放っておく人が多くいます。

放置が進むと、口臭もさらに強くなってしまいます。

口臭は自分ではなかなか自覚できないものです。 見た目の歯の綺麗さにこだわるビジネスパーソンは多いですが、その口から発せられるニオイのメンテナンスも同じくらい大切です。


ビジネスシーンでの会話をさらに引き立たせるために、まずはお近くの歯医者で歯周病チェックをしてみてはいかがでしょうか。



AUTHOR
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裵 英洙 (はい えいしゅ)

外科医、病理専門医として勤務医時代を過ごした後、慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネス・スクール)で医療経営・ヘルスケアビジネスを学ぶ。在学中に、医療コンサルティング会社を設立。現在も臨床業務をこなしながら、医療機関経営コンサルティング・ヘルスケア企業アドバイザリー・ヘルスケア系ベンチャー支援業務などを行っている。『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』(ダイヤモンド社)など著書多数。

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